先日、
オリジナルのタイポアートを作りました^^
わたしの趣味が全開です(笑)

半紙に墨書きしても
パリッと綺麗に仕上がります♡
これがまた気持ちがいい。
子どもの習字の作品や
自分で書いた命名書を飾りたいときなど
せっかく頑張って書いたのに
文字が乾くとどうしても半紙にシワが寄って、、
もっと見栄えが良くならないものかしら、と
お困りの方も多いのではないでしょうか?
例えば、こんな風に。

今日は、
こんな習字の半紙のシワを取る方法をお伝えします。
本格的な方法に近いやり方ですが
あくまでも、
わたし個人のやり方なのであしからず^^
(長文なので、お時間あるときにどうぞ〜)
【1】道具・材料
霧吹き・カッター・定規・バット・小皿等
糊刷毛・なで刷毛・マスキングペーパー・シナベニヤ板(作品の大きさに応じて2~3枚)
裏打ち用和紙(障子紙でも可)・しょうふ糊・表装糊(でんぷん糊でも可)

シナベニア板のサイズは、
最低こちらくらいの大きさ。
(大)作品サイズ+2.5cmの大きさの紙が1枚置けるサイズ・・・1枚
(小)作品サイズ+2.5cmの大きさの紙が2枚置けるサイズ・・・1枚
大きいに越したことはないです。
【2】糊を準備します

しょうふ糊の濃度を変えて2種類使います。
(a)糊:水 = 1:3
(b)糊:水 = 1:2
ダマがなくなるまで、ゆっくり溶かして^^
【3】裏打ち用和紙は、作品より2.5cmほど大きめにカットします

今回は、基本的な手順、
裏打ち紙の中央に作品がピッタリくる方法でやっています。
ただ、作品の大きさやベニヤ板の大きさが
理想通りにいかないことも多々あり。
そんな時は、5cmほど余白を多めにとって
ざっくりだいたい中央でよければヨシ!と(笑)
男前な手順でやってもいいと思います。
できあがりは同じなので^^
【4】ベニヤ板(大)に作品を裏返して置きます

裏にするのがミソ★
そして、(画像じゃ分かんないけど、、)
ベニヤ板の中央より左寄りに配置してください^^
【5】裏打ち用和紙をつるつるした面を作品側にして置きます

できるだけ中央に置くのがベスト!
なので、作品と裏打ち用和紙を表向きで合わせて、
2枚重ねてひっくり返す方がやりやすいかもしれません。
お好みで^^
【6】裏打ち用和紙をマスキングテープで留めます

これまた画像じゃ分かんないんですけど^^;
ベニア板の中央付近で貼りつけて。
【7】裏打ち用和紙だけめくって、平らに置いておきます

【8】作品の左下あたりに半紙の切れ端を差し込んで

こんなちょっとしたひと手間が大事かも。
この紙の切れ端(起し紙)があることで
作業板から持ち上げるときに
作品もちゃんとついて持ち上がってきます^^
【9】作品を霧吹きを使って均等にムラなく湿らせます

裏打ちする作業台は、表面が平らなものであれば
ガラス板でもアクリル板でも、机でも何でもいいんです。
で、適当にあるものでやっちゃうと
" 均等にムラなく " ってのがなかなか難しい・・・┐(´д`)┌
ガラス板とか水多すぎると作品動いちゃうし。
アレコレ試した結果、余分な水分を吸ってくれる
ベニヤ板に落ち着きました^^
なので、ベニヤ板を使うときは
しっかりめに霧吹きしちゃっていいと思います。
【10】刷毛でシワを伸ばします

霧吹きをすると一気にシワがなくなります♪
でも、紙が浮いてるとまたシワになっちゃうので
刷毛でベニヤ板に、しっかりピッタリ撫でつけて^^
実はここが
正念場!
小さなシワがあったら
シワの山に平行に刷毛をやさ〜しく動かすといいかも。
頑張って〜(o'ー'o)ノ
【11】裏打ち用和紙を平らに伸ばします

使う裏打ち用紙がロールタイプだったら
少しクルン♪としちゃってると思うので。
その時は、軽く霧吹きするだけでスッと平らになります^^
初めからまっすぐ平らな場合は
何もしなくてOKです!
【12】しょうふ糊(a)を塗ります

しょうふ糊は
1:3に薄めた方を使ってください。
刷毛に糊をたっぷりつけて、順々に塗りましょう。
刷毛の動きが悪くなったら
またたっぷり糊をつけて、ムラにならないように^^
【13】余分な糊を取り除きます

刷毛についた糊は
糊の入っているバットに戻してくださいね。
でないと、、endless🔁
【14】刷毛跡を取り除きます

左→右へなでるだけ。
刷毛の毛先は立ってる方がよさそうです。
画像の刷毛は倒れちゃってますが・・・汗
【17】裏打ち用和紙を作品の上にかぶせます

マスキングテープで留めていると
難なく作品が中央に配置できます^^
ただ、板が濡れちゃうと
マスキングテープが剥がれやすくなるので
注意してくださいね。
【18】マスキングテープを剥がします

【19】幅広めの刷毛で、作品と裏打ち紙を撫でつけて接着します

刷毛がない場合は、
乾いた手のひらでしっかり撫でつけるだけでも^^
【20】しょうふ糊(b)を塗ります

ここで塗るのは、
1:2の濃い方の糊。
裏打ち紙の縁周り1cmあたりを
ぐるっと1周します。
そして♪
ここで近くに
ベニヤ板(小)を準備しておいて^^
やっと出番です☆
【21】起し紙と一緒に作品を持ち上げます

起し紙のお役目登場☆
この紙の切れ端がなかったら、
作品が裏打ち紙についてこない時があるので
あたふたします(笑)
【22】ベニヤ板(小)に運んで、平らに置きます

ベニヤ板(大)から剥がすときに
近くにベニヤ板(小)を準備してないと
ま〜大わらわ!になるので、ご注意くださいませ♡
【23】起し紙を剥がします

【24】裏に糊(b)が付いている部分を内側から外側へと撫でます

作品本紙は表から刷毛でなでないように
注意して^^
上の方から順番に。
最後に下にくる辺をくっつけましょう。
【25】周りをよく爪ずりしてしっかり接着させます

爪でラインを描くように
内側から外側へ、スッスッとなでる感じです^^
【26】キレイに貼れたら立てかけて乾かします

でも、、、
【27】作品が表に出ないように壁側に^^

この状態で2~3日乾燥させるので
傷や汚れがつかないように^^
ということで。。
ここで
2~3日放置 ♪
手間がかかる上に
時間もかかる(笑)
【28】乾いたら、作品本紙の6〜12mm外側でカットします

もっと本格的な裏打ちの方法だと
【24】でヘラを通すための隙間をちゃんと作って
この【28】では竹ヘラを使って全体的に剥がすようですけども。
わたしはベニヤ板を使っているのをいいことに(笑)
この段階で本紙に沿ってカットしています。
作品本紙に歪みがあるようだったら
当然仕上がり作品も歪みますので。。
その都度、表具に合わせて調整するといいと思います^^
表具の基本としては
裏打ち紙を必ず残してカッティングするようです。
でも、わたしは額装のデザインに合わせて
作品本紙であってもカットします。
お構い無し(笑)
例えば。
今回の作品「Simple」もフレームのサイズに合わせて
縁ギリギリでカットしちゃってます。

職人気質の表具屋さんには
怒られるのかもしれません(笑)
でも、あれこれと縛られない方が
いろんな可能性が広がっていいんじゃないかしら〜と
わが道を歩んでます^^
この裏打ちさえできれば
筆文字がキレイな作品になるので^^
ぜひチャレンジしてみてください♪
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